田中千代・民俗衣装・コレクション

レバノン (Lebanon)
バールバック (Balbek)



(1960年収集)

[衣装の構成]

長着
ベルト
頭飾り


 長着を着て、ウエストをベルトで締め、頭飾りの鉢巻をして、サンダルを履く。この長着は黒の壁縮緬で、丈は踝に達する。ゆったりした身頃は肩を輪に、袖付けから脇線にかけて直線裁ち、脇線は裾で10cmほど広がり、脇裾に12cmのスリットがある。袖は巾21cm、筒袖で袖下に小さな三角形の"マチ"がつき、袖口から7cmのスリットが入る。衿なしで前中央に23cmの切込み明きがあり、衿刳りから前明きに沿って巾広く金色の蛇腹と金色のスパングルで刺繍がされている。ベルトは中央で巾8cm、両端で6cm、長さ110cmの共布製で同様の飾りつきで、後で結ぶ。
 頭飾りは中央で巾9cm、両端で7cm、長さ114cmのベルト状のもので共布製。金色蛇腹やスパングルで飾られ、前面中央に金貨状の垂れ飾りが付く。サンダルはヒールがなく、底は爪先上がりに巻き上がって、先端が尖る。敷き革は淡青色で、甲と親指に、白に金色の模様のある帯革がつく。

長着 ベルト 
(裏面の名札が写っている)
頭飾り (コインの飾りが見えにくい。これも名札が出ている)