創立45周年記念ショー (1978年)
「地球は着る」 

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[田中千代の民族衣装とデザインの空間]

 人間は生きる為に発見をし工夫して来た。全身の働きの限界
を知り、体の延長を考え環境に働きかける力として物を作った。
衣服は体温を保つための皮膚の延長である。行く処、其処なり
の風土に合わせて、不思議な着方や変った形の衣服が着られ
ている。これを民族衣装と呼んでいる。色から柄まで信仰や呪
いなど夫々に意味がある。人間の意志を加えた皮膚の発展が
衣服の歴史と考えられている。衣服を身にまとおうとして"巻く"
が、直にほどける。そこで"はさむ""結ぶ"遂に"穴をあける"事
で所有権が生まれた。これらの生活の知恵の探求は遂に私に
30余回もの海外旅行をさせた。自らの足で歩き、言葉も通じな
い酋長や土着の人達と身振り手まねで物々交換等をして集め
て来た。このショーをご覧になった時点で、地球人の心は皆同
じだと思われるだろう。愛すべき人達が住んでおり、その人達
との交流が、このショーにまで発展した事を心から感謝している。
最後に私は、この感謝の気持ちをテーマとしてデザインをしてみ
たので、ご覧いただければ幸いである。
  (「地球は着る」プログラムより)





収集の旅
1938年 インドネシアにて
歴史博物館で民俗衣装勉強中の
千代が藤山愛一郎氏と偶然出会う
右から二人目藤山愛一郎氏

1936年
インドネシアの現地婦人と
1938年
マレー半島

1938年 マレー半島

1940年
タンザニアで船が停泊中、酋長を
訪ねカンガを手に入れた

1940年
東アフリカ (右端、千代)

1956年 ペルー
アンデス高原、アイマラ族の外出姿

1956年 ボリビア
ラパス市で市を開くアイマラ族の
チョーラ 

1956年
ヤーマをひいてアンデス高原を行く
チョーラ

1956年
ボリビア ラ・パスのまちはずれでは
アイマラ族の市が開かれ民俗衣装
の群集が見られる。

1960年
ネパール カトマンズにて
田中薫・千代夫妻

1960年
ネパール・ポカラの飛行場で見た
ネパール人の服装

1960年
パキスタン・カラチの女性

年代不明
ネパール、パダンにて

年代不明
ネパール、パダンにて

1962年 ベトナム
アオ・ザイ姿の女性

1962年 ベトナム
自転車で行く優雅なアオザイ

1962年
ビルマ、シャン州の村娘

タイ、ヤオ族

1962年?
インドネシアのバリ島にて

1962年
マレイシアのコタバルにて
この地でよく見かける女性の優雅
な外出着
(コタバルはマレイシア東北国境の
染織の中心地)

1964年
カイロにて田中薫・千代夫妻

1964年
モロッコ、マラケチの女性

マラケチの女性
1964年 モロッコ
ルクソールで
1964年 
クゥエートの女性
1966年 グァテマラ
チチカテナンゴの市場にて
1966年 グアテマラ
チチカテナンゴの市場にて

グァテマラ・アティトゥランにて


資料
「地球は着る」のプログラム
平凡社 「世界の民俗衣装」
保育社 「世界のきもの」
保育社 「原色世界衣服大図鑑」